中学生編 ~Part 1~
masato.shinokura
My Story 〜何者でもない僕の備忘録〜
「こんなことできるのも、もう少しだな・・・」
誰かが言った。
その日、僕たちは授業を抜け出して、運動場の端っこに集まっていた。
「〇〇を探してくる」
授業を抜け出したヤンキーを連れ戻す名目で自分たちも授業を抜け出す。
僕たちの学校ではよくあることだったが、その日はたまたま、色んなクラスのやつが同時に抜け出してきていて、二十人近くが集まっていた。
「お前ら何やってんだ!」
こちらに向かってくる男性教師の怒鳴り声で、僕らはそれぞれの思う方向へ散り散りになって走っていった。
数ヶ月後、
僕たちには高校受験が控えていた。
僕は最初、なんとなく自分の地区で最も偏差値の高い高校を受験しようと考えていたが、圧倒的努力が必要と分かり、あっけなく断念。
当時、どこかの大富豪が宇宙に行くだの、行っただのというニュースが話題になっており、僕も「大金持ちになって宇宙に行ってみたい」と漠然と思ってはいた。
しかし、「マグロ何匹取ったら宇宙に行けるかな」と友達と話していたくらいで、具体的な進路や将来の夢もなく、自分の今の学力で、そこそこ頑張れば受かる程度の、隣の市の高校を受験することに。
そして見事合格。
自分で選択したつもりでも、ただ流されていた、中学時代。
そして、責任のない自由を自由だと思い込んでいた、中学時代。
未熟過ぎて反省や後悔することも沢山あった。
しかし、毎日が刺激的で、登校するのが楽しみだった中学時代。
そんな中学時代に別れを告げ、
僕たちは、それぞれの進路へ進むことになる。