中学生編 ~Part 3~
masato.shinokura
My Story 〜何者でもない僕の備忘録〜
体育の授業で校舎を走っていたら、校舎裏でタバコやシンナーを吸っているヤンキー達が茶化してくる。
僕の通っていた中学校は、そんな学校だった。
各学年に10人前後のヤンキーが集まってグループを結成していたが、それとは別に一般の生徒も校舎を自転車で走ったり、集団で授業を抜け出してさぼったりするなど、やりたい放題だった。
僕自身も校舎破壊や火災報知機を鳴らしたりするなど、今考えると本当にバカなことをしていたが、当時はそれが日常でみんなやっていたこともあって、特に罪悪感もなかった。
そんな中、取り返しのつかないことをやってしまう。
万引きだ。
万引きをして親を悲しませてしまった。
中学2年のある日、僕は友人たちと遊んでいた。
最初は公園にいたが、誰が言い出したのか、近所にある「アパレルショップに行こう」と言い出した。
そして店の中に入り一通り商品をみた後、友人たちは、それぞれ持っていたカバンやリュックに好きな洋服を入れ始めた。
その後、近くの空き地で盗んだ商品のタグを切って解散。
その日、僕は見ていただけで、何も盗んでいない。
友人たちが万引きをするまで、まさか万引き目的で店に行ったとは思ってもいなかったし、普通に買い物したり、洋服をみるだけだと思っていた。
それまで僕は、人のものを盗んだり万引きや窃盗だけは絶対にしてはいけないと思っていた。
しかし、あの時、自分は行動に移してはいなかったとはいえ、皆と一緒にいて、傍観していた時点で僕も万引きしたのと同じではないか・・・
数日間悩んだ結果、バカな結論に至ってしまう。
「どうせ同罪になるのなら、自分も万引きしよう」と。
それからしばらくして、またあの店に行き、僕も万引きをしてしまう。